会長挨拶

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札樽地区測量設計協会 会長 渡辺 亮

当協会は昭和48年、公共事業の円滑な推進に寄与するとともに地域社会の発展に貢献することを目的として、主として石狩、空知及び後志地区で測量設計業を営む企業によって設立されました。

私共の主な仕事は、道路や河川及び公園などの整備・維持・更新、さらには災害復旧など、公共工事の様々な段階で必要とされる調査・測量・計画・設計の業務です。これらの業務は、建設から維持管理段階までの総合的なコストや環境に大きな影響を与えるだけではなく、利用者の満足度を通し、地域の発展に大きな影響を与えます。そのため私共は、各種の技術研修会等を開催し、専門技術の習得と研鑽を重ねて、発注者や地域の皆様の信頼に応え、確かな成果品を納めることに努めています。

測量設計業界は、急激な人口減少と少子高齢化に伴う財政難や地方の衰退など、将来が見通しにくい厳しい経営環境が長く続き、技術者の高齢化が進展しました。一方で、「アジアの宝 北海道」の中核地域である道央圏では海外からの観光客の増加や新幹線の札幌延伸など、明るい話題も出てきています。まさに、今、業界と北海道の将来を担う若手技術者の確保・育成が喫緊の課題となっています。
当協会では学校での「出前授業」を開催するなどして、測量設計業界が果たす役割とやりがいある職業内容を紹介し、人材確保に努めています。これからも学生だけでなく毎年札幌駅前通地下歩行空間で開催される「建設産業ふれあい展」などで、広く市民に向けて測量設計業界の魅力を伝える取組みを継続していきます。会員に向けては「現場見学会」、「技術研修会」を開催するなどして、社会資本整備の重要性の認識、技術力の向上に努め人材育成の取組を推進していきます。

また、当協会員は、災害時の復旧対応やインフラの維持管理などの役割を担うだけでなく、企業として雇用を維持・創出して地域経済を支え、地域の活動にも参加して活性化にも寄与しています。私どもは暮らしの安全と安心を支えていることに誇りを持ち、今後とも地域社会に貢献したいと考えております。

当協会はこれからも、企業経営の改善と技術力の向上につとめて、道央圏の発展と北海道のために貢献してまいります。 今後とも、皆様並びに関係各位のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。